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Oeil Pour Oeil[1957]


監督 アンドレ・カイヤット

脚本 アンドレ・カイヤット

   ヴァエ・カッチャ

原案 エドワード・ルイス・ウォーラント

出演 クルト・ユルゲンス

   フォルコ・ルリ

   パスカル・オードレ

 砂漠の国シリアでドイツ人の医者が疲れたから休もうとしている所に急患が入ってくる。忙しいし、これ、大したことないよと他の病院に行けと断ってしまう。そうしたら、その患者はある男の奥さんなのだが、手当が遅かったために死んでしまう。これは、その奥さんを殺された旦那がずうっっと医者を追い続ける話。

 砂漠の果てまでどんどんどんど追いかけていく。ものすごい復讐なのだが、例えば、追い詰めていくと、わかった奥さんの恨みで俺を殺そうとしているんだろ、と医者が言う。そんなことないよ。水飲む?と水をくれるのだが、毒が入っているかもしれないと思うから普通に飲めない。飲まないの?じゃ俺が飲ーもお、とごくごくと飲見みながら、うめーとか言うのだ。また別では、この近くに井戸があるよと言われて、それで灼熱の砂漠を医者は必死に井戸まで行くのだが、井戸は枯れている。枯れてるじゃないかというと、水があるとは言わなかったという。そういったやりとりを永遠と繰り返す。

 前半は淡々と話が進み少し退屈におもえるかもしれませんが、

後半に従ってどんどん得体のしれない緊張感に引きずり込まれていきます。そして真綿で首を絞められるがごとく、じわじわと恐怖が…精神的なダメージを与える恐ろしいほどの復讐劇です。


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