シックスセンス
「シックスセンス」は1999年公開のホラー映画。一般的にホラー映画といえば『怖い』『恐ろしい』といった印象を持ちがちですが、この映画は少し違う印象の映画です。
この映画にはとある悩みを抱えた少年と、その少年を救おうとする小児精神科医が主人公として登場します。
少年コールは普段から第六感のせいで「化け物」と侮蔑され、親にも嫌われたくない一心から隠して生活していました。そこへ同じ症状の子供を救えなかったことを後悔している、精神小児科医のマルコムが助けに現れるところからストーリーが始まります。
マルコムは無事少年コールを救うことができるのか、そしてコールは「第六感」とどう向き合っていくのか。ホラーとしては異色の友情・愛情が見所の作品です。
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<スタッフ> 脚本・監督 M・.ナイト・シャマラン 製作総指揮 サム・マーサー 製作 フランク・マーシャル キャスリーン・ケネディ バリー・メンデル
撮影監督 タク・フジモト、A.S.C. プロダクション・デザイナー ラリー・フルトン 編集 アンドリュー・モンデシェーン 音楽 ジェイムス・ニュートン・ハワード 衣装 ジョアンナ・ジョンストン
<キャスト>
ブルース・ウィリス(マルコム・クロウ) ハーレイ・ジョエル・オスメント(コール・シアー) トニ・コレット(リン・シアー) オリビア・ウィリアムス(アンナ・クロウ)
ドニー・ウォルバーグ(ヴィンセント・グレイ)
ミーシャ・バートン(キラ・コリンズ)
グレン・フィッツジェラルド(ショーン)
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以下、ネタバレ含みます。
私は今回この映画を初めて見たのですが、マルコムの正体について最後の最後まで気づくことができませんでした。よくよく考えると途中で気づけるポイントはたくさんあったんでしょうが、全く考える余地もないくらいストーリーに熱中していました。
物語序盤で気弱で自分に自信を持てなかったコールが、最後何のために「第六感」を持って生まれてきたのかを考え自分に自信を持って生き生きとする様にはとても感動していました。映画内では「第六感」として描かれていますが、「人としての生きがい」も示唆しているのかもしれません。
コールと母親の家族愛、マルコムと妻の家族愛。アメリカは特に日本より家族愛をテーマとした作品が多いですが、この作品も素晴らしい家族愛作品の一つでしょう。私は最後の祖母のくだりで涙腺が危なかったです。
ぜひ普段ホラーが苦手という人もホラーだからと嫌厭せずに見て欲しい作品です。家族なんかで見ると少し正直になれるかもしれませんね。